広背筋と胸腰筋膜は密接に関係しています。広背筋は背中の大きな筋肉で、主に肩の内転、伸展、内旋を担当しています。一方、胸腰筋膜は腰部から背部に広がる結合組織の膜で、体幹の安定性と力の伝達に重要な役割を果たします。

広背筋は胸腰筋膜と密接に連結しています。具体的には、広背筋の下部は胸腰筋膜に接続し、腰椎と仙骨にまで広がります。これにより、広背筋の収縮時には胸腰筋膜が引き伸ばされ、体幹の安定性が向上します。また、胸腰筋膜は背部の他の筋肉とも連結しており、広背筋の働きと連携して体全体の動きに寄与します。

この関係性は、背中の筋肉の効率的な機能と力の伝達にとって非常に重要です。広背筋の強化やストレッチは、胸腰筋膜を含む背部全体の健康とパフォーマンスを向上させるための効果的な方法となります。